技術に溺れずスピード経営を重視しろ

かつては半導体や液晶など日本のお家芸とされた分野で世界に技術力を知らしめて業界を席巻したパナソニックが2019年11月に液晶パネル生産から撤退、半導体事業では11月28日に台湾メーカーへの売却を発表した。

新聞報道によると、売却を発表した席で半導体事業を担当する北折常務は「AV機器が沈んでいく中、車載向けなどにかじを切ったが、スピード感が足りなかった」と反省の弁を述べた。売却額は約270億円、社内では「思ったより安かった」や、様々な製品の基盤となる半導体事業を売却することで「技術力の低下を懸念」などの声も一部あったようだ。

日本企業の弱点であるスピード感の無さを改善せず、技術力神話に溺れていては結局のところ何も変わる事はできないだろう。

「技術に溺れずに顧客と地域を大事にする」この言葉は中国PC大手レノボの創業者である柳氏の言葉である。技術は製造業の基本であるが、市場や顧客のニーズが変化する中で、日本企業にはスピード感のある経営の推進が求められている。(千)