上場企業に対して事業売却を推奨

上場企業の事業部門の売却について、議論が高まっている。主力事業だと位置づけられてきた事業部門(あるいは主力事業でなくても)が、技術の汎用化や新規参入の増加等による競争環境の急激な変化から、あっという間に競争優位性を失い、企業全体の体力を奪っていくという実例が多く見られる。経営者や事業部門長は巻き返しを狙って、事業の合理化を図るというのが常套手段だが、それも新興国企業の台頭によって間に合わないケースが散見される。事業価値が悪化している場合、何らかの理由がそこには存在するが、その課題を克服できる補完関係が期待できる企業が存在する場合には、スピーディに事業売却を行うべきではないか。その補完関係のオリジネーションがM&Aには極めて重要になる。