軸受け大手の設備投資計画に変調の兆しが見え始めたという報道があった。これまで主力と考えられてきた自動車と中国という大きな括りでの変化の動きが明確になったことによるものだが、さらに、これらが一過性のものではないとの判断が各社にあるように思える。ラスベガスで開かれている家電見本市でも、家電にとどまらない異分野への事業展開を強調するプレゼンテーションが行われている。高い技術を持つ企業でも今後そうした傾向は一段と強まることが想定され、異分野への橋頭堡を確保することや、自社技術の活用のためのM&Aが増えてくると予想される。富士フィルムホールディングスが銀塩フイルムに使われていたナノ技術をメディカル、化粧品、マテリアルという異分野に横展開して成功を収めているという好事例を再認識したい。