中小企業の経営環境が厳しさを増している。後継者不足に加え、コロナウィルスの影響も深刻だ。また、中小企業は生産性が低いとも言われている。日本の生産性は世界20位台で、主要先進国で最も低い。日本の企業の99.7%が中小企業なので、国全体の生産性が低いという事は中小企業の生産性が低いという事だ。
今後、中小企業数を維持したまま、生産年齢人口が2060年までに現在よりも4割減った場合、一社あたりの労働者数は一段と減り、それが更なる生産性の低下を招く事になる。人口減少が急速に進む中で、GDPを維持するには一人当たりのGDPを上げるしかなく、生産性を上げる以外、道はない。そのためには規模の経済を活かす再編・統合が有効なのだ。
コロナウィルスの影響で中小企業は目下、存亡の危機にある。短期的には支援策を設けるにしても、日本の将来を見据えれば中小企業改革は待ったなしだ。(千)