アクティビストによる次の投資対象探しが活発になっている。大型株を中心に市場全体で株主還元の動きが進み、アクティビストが狙う収益機会は割安修正・還元から事業再編を通じた企業価値引き上げに移る。PBR1倍を超えている企業も逃げ場が無くなってきている。エリオットインベストメントマネジメントは、豊田自動織機に対するTOBに伴う株式売却でおよそ4800億円を懐に収めた。
次にアクティビストが狙うとされるのは高収益と低収益が混在する企業とされているが、利益率の低い事業の売却や再建を促して企業全体の価値の引き上げを狙う。また事業を複数抱え、株価が割安な企業も対象となるであろう。小職も約10年ほど現在の仕事をさせて貰っているが、現在になってもノンコア事業、低収益事業を頑なに切り離さない企業が散見される。
ファンド等による圧力ではなく企業自身が主体的に冷徹な経営判断の元、ノンコア事業、低収益事業を切り離して企業価値を高めていくことこそが上場企業に求められている事である。(千)